当サイトの記事は、国税庁・警察庁・消費者庁・造幣局など公的機関の情報、日本ジュエリー協会の表示規定、田中貴金属工業の公表価格、各買取店の公式情報、Yahoo!知恵袋などの公開された声をもとに編集部が独自に執筆しています。金の価格や買取価格は記事執筆日時点の参考値で、日々変わります。
アクセサリーの刻印をよく見たら「K10GF」や「10K GP」と書いてあって、「これも10金として売れるの?」と迷っていませんか。
結論から言うと、10金メッキや金張りの品物は、10金の地金とは別物です。金として評価される分はほとんど無く、店によっては買い取りの対象外になっています。
この記事では、刻印の見分け方と、メッキや金張りの品物を売る時の店の扱いを紹介します。
10K GFって刻印のブレスレットがあるんです。10Kって書いてあるし、10金として売れますよね?
そこが紛らわしいところなんです。GFは金張りの印なので、10金の地金としての値段はほとんどつかないんですよ。
10金メッキ・K10GFは10金とは別物
K10GPは金めっき、K10GFは金張りを表す刻印です。どちらも中は別の素材で、表面に金があるだけなので、10金の地金とは扱いが違います。売れるかどうかは店によって分かれ、金としての値段はほとんど期待できません。
10金(K10)は、金が41.6%入った合金そのものでできた品物です。一方、メッキや金張りは、別の金属の表面に金の層をつけた品物なんです。
日本ジュエリー協会の表示規定には、刻印の記号がこう決められています。
| 刻印の例 | 意味(日本ジュエリー協会の表示規定) | 中身 |
|---|---|---|
| K10・10K・416 | 10金の地金 | 全体が10金の合金 |
| K10GP・10K GP | GP=金めっき | 別の素材の表面に金めっき |
| K10GF・1/10 10K GF | GF=張り合わせた金合金の質量比が20分の1以上 | 別の素材に10金を張り合わせた金張り |
| RG | 張り合わせた金合金の質量比が20分の1未満 | 金張り(金の割合がさらに少ない) |
『10Kと書いてあるなら10金でしょ』と思うのも無理はありません。ただ、刻印は最後の文字まで読んで初めて意味が決まるんです。
GEP・HGEという刻印は?
GEPやHGEという刻印を見かけることもあります。これらは日本ジュエリー協会の表示規定には載っておらず、公的な定義は見当たりませんでした。
金めっきを表す表記として使われることがある、という程度に考えておきましょう。分からない時は、店の分析で確かめてもらうのが確かです。
K10GFと10Kの見分け方
K10GFと10Kは、刻印の後ろに文字が続くかどうかで見分けます。小さな文字なので、スマホのカメラで拡大して見るのがおすすめです。
- 10K・K10の後ろにGF・GP・F・RGなどが続いていないか
- 「1/10」「1/20」のような分数が前に付いていないか
- 刻印が2か所に分かれていないか(留め具と本体など)
- 読み取った刻印を写真に残しておく
「1/10 10K GF」の分数の意味
「1/10 10K GF」のように分数が付いた刻印もあります。日本ジュエリー協会の表示規定には「Ag950 1/10K18GF」という書き方の例があり、「金張りの数値は、厚みではなく材料の質量比を表している。」と説明されています。
つまり分数は、品物全体のうち張り合わせた金合金がどれだけの重さかを表しているんです。1/10なら、10金の部分は全体の10分の1ということになります。
刻印の書き方の違いは、「10K」と「K10」の違いで詳しく紹介しています。
こすれやすい角や留め具のまわりで、金色の下から白っぽい色や赤っぽい色が見えていることがあります。めっきや金張りの可能性があるので、刻印と合わせて確かめてみてください。

メッキや金張りの品物は売れる?店の扱い
メッキや金張りの品物を買い取るかどうかは、店によって分かれます。主な店の公式サイトの記載は、こうなっていました(2026年10月21日確認)。
| 店 | メッキ・金張りの扱い(公式の記載) |
|---|---|
| コメ兵 | GP(金メッキ)、GF(金張り)表記があるものはお買取りできない |
| RE:TANAKA(田中貴金属) | 買取できないものに「メッキ品等」 |
| ブックオフ宅配 | 素材刻印があっても磁石反応があるものは送れない |
| 買取福ちゃん | メッキ製品は基本的に買い取っていないが、人気ブランドのアクセサリーなどは買い取る場合もある |
| おたからや | 金メッキ製品や金張り製品の買い取りも行っている。ただし金として評価される可能性は低い |
| ザ・ゴールド | メッキ製品も査定して値段をつける。K18GFのような刻印にも触れている |
『どこに持っていけばいいの?』と迷った時は、扱いを公式に書いている店を選ぶと話が早いです。ただ、扱ってくれる店でも、金としての値段はほとんど期待できない点は同じなんです。
おたからやの公式コラムでも、「金メッキや金張り製品に含まれる金は微量で抽出が難しく、基本的に金として売るのは難しい」と説明しています。そのうえで、ブランドやデザインによっては値段がつく可能性があるとしています。
メッキや金張りの品物は、金の量から値段を計算することができません。そのため、この記事では金額の目安は出していません。値段がつくかどうかは、店で見てもらって確かめてください。
10金の品物の中で売れる物・断られやすい物は、10金は売れる?でまとめています。
知恵袋でよくある「10金メッキ・金張り」の相談
メッキや金張りについては、知恵袋でもよく質問されています。よくある3つを取り上げてみますね。
「10KGFのブレスレット10gは金として売れる?」
18金や24金には買取価格があるのに、10KGFのブレスレットは金として売れないのか、という相談です。
GFは金張りの表示なので、10gのうち10金の部分はわずかです。10金の地金と同じように重さで計算することはできず、店によっては買い取りの対象外になります。
「10金張りなのに、金張りを示す刻印がない」
古いフレームが10金張りだと聞いて買ったけれど、GFなどの刻印が見当たらないという相談です。
刻印が無いと、見た目だけでは地金か金張りかを区別しにくいものです。気になる時は、店の分析で中の素材を確かめてもらいましょう。刻印が無い品物の調べ方は、刻印なしの10金は売れる?で紹介しています。
「24金メッキのネックレスに10金のペンダントトップを付けている」
メッキのチェーンに10金のトップを合わせている、という相談もありました。
こうした組み合わせを売る時は、チェーンとトップを分けて考えるのがおすすめです。10金のトップは金の量で値段がつき、メッキのチェーンは別の扱いになります。
私のネックレスも、チェーンとトップで素材が違うかもしれません。
それぞれの刻印を見て、写真に撮っておきましょう。分からなくても、査定の時に「別々に見てください」と伝えれば大丈夫ですよ。
メッキか10金か分からない時の確かめ方と売り方
刻印が読めない、あるいは本当にメッキなのか分からない品物もありますよね。そんな時は、家では無理をせず、店で分析してもらうのが近道です。
磁石を当ててみるのも目安にはなりますが、結果だけで決めることはできません。磁石で確かめる時の注意は、10金は磁石につく?で紹介しています。
- 刻印を拡大して、最後の文字と分数まで写真に撮る
- 色がはげて下の色が見えている所がないか見る
- 削ったり薬品をかけたりせず、そのままの状態で用意する
- メッキや金張りの扱いを公式に書いている店を選ぶ
- 店頭や出張で分析してもらい、結果を聞いてから決める
おたからやは、9金のコーティングについて「表面加工があると見た目で判断しにくいため、XRFなどの専門機器で成分を確認し、地金として評価できる範囲を整理します」と答えています。査定料・鑑定料も無料なので、10金か分からない品物を見てもらう時の候補になります。
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10金・9金の査定額を確かめる
K10・10K・K9の刻印がある品は、細いチェーン1本や片方だけのピアスでも、1点から金として査定を受けられます。切れた物や石付きの物も相談でき、店頭のほか出張査定も選べます。金額を聞いてから売るかどうか決めましょう。
査定料無料公式サイトで査定方法を確認する買取価格は日々変わります。最新の価格・条件は公式サイトで確認してください。
分析で10金の地金だと分かれば、金の量に応じて値段がつきます。売る時の全体の流れは10金の買取ガイド、家でできる見分け方は10金の本物の見分け方にまとめています。

よくある質問
K10GFとK10は何が違いますか?
K10は全体が10金の合金でできた品物です。K10GFは別の素材に10金を張り合わせた金張りで、金の量はずっと少なくなります。
10金メッキの品物は買い取ってもらえますか?
店によって違います。メッキや金張りを買い取らないと明記している店もあれば、買取対象としている店もあります。どちらの場合も、金としての値段はほとんど期待できません。
GEPやHGEの刻印は何ですか?
日本ジュエリー協会の表示規定には載っておらず、公的な定義は見当たりません。金めっきを表す表記として使われることがあるので、店の分析で確かめてもらいましょう。
メッキがはげた10金のアクセサリーは、値段が下がりますか?
10金の地金の品物なら、値段は金の割合と重さが中心です。ホワイトゴールドの表面のロジウムめっきがはげた場合も、中の10金の量で査定されます。
まとめ
- K10GPは金めっき、K10GFは金張りで、10金の地金とは別物
- 刻印は最後の文字と分数まで読んで判断する
- メッキや金張りを買い取るかどうかは店によって分かれる
- 扱う店でも、金としての値段はほとんど期待できない
- 分からない品物は、削らずそのまま店で分析してもらう







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