当サイトの記事は、国税庁・警察庁・消費者庁・造幣局など公的機関の情報、日本ジュエリー協会の表示規定、田中貴金属工業の公表価格、各買取店の公式情報、Yahoo!知恵袋などの公開された声をもとに編集部が独自に執筆しています。金の価格や買取価格は記事執筆日時点の参考値で、日々変わります。
引き出しから出てきた金色のアクセサリーを見て、「これ、本物の10金なのかな」と気になっていませんか。
結論から言うと、家でできる見分け方はいくつかありますが、どれも「怪しい物を見つける目安」までなんです。本物かどうかを確かめられるのは、店の分析です。
この記事では、家で確かめる順番と、それぞれの限界、店での調べ方を紹介します。
母からもらったK10のネックレス、本物かどうか自分で確かめる方法ってありますか?
ありますよ。刻印、色のはげ、磁石、重さの順に見ていくと、気になる点が見つけやすいんです。ただ、最後の判断は店の分析にまかせましょう。
10金が本物か、家でどこまで分かる?
家では、刻印・色のはげ・磁石・重さの4つを順に見ていきます。どれも「メッキや別の素材かもしれない」と気づくための目安で、本物だと言い切ることはできません。本物かどうかは、店の蛍光X線分析や比重で確かめてもらうのが確かです。
10金は、金が41.6%入った合金です。日本ジュエリー協会の表示規定では、10金の品位は416(1000分の416以上)とされています。
残りの約58%は、銀や銅、パラジウムなどの割り金です。割り金によって色が変わるので、10金にはイエロー・ピンク・ホワイトといった色の違いがあります。
家でできる4つの確認を、先にまとめておきますね。
| 確認すること | 分かること | 分からないこと |
|---|---|---|
| 刻印 | 作った側が表示した純度と、メッキ・金張りの印 | 刻印どおりの中身かどうか |
| 色のはげ | 表面だけ金色の品物の可能性 | はげていない品物の中身 |
| 磁石 | 本体が別の金属の可能性 | くっつかない品物が金かどうか |
| 重さ | 大きさのわりに軽すぎないか、だいたいの金額 | 純度 |
例えば、K10の刻印があって、色のはげもなく、磁石にもつかないネックレスがあったとします。それでも、刻印と中身が違う可能性はゼロではありません。
『全部問題なかったら本物ってこと?』と思いますよね。実は、4つとも問題なくても、本物と決めることはできないんです。家の確認は、店に出す前の下調べと考えておくのがちょうどいいですよ。
1. まずは刻印を見る
最初に見るのは刻印です。刻印は、品物の素材と純度を作った側が表示したものです。
刻印がありそうな場所
刻印は小さいので、明るい場所でスマホのカメラを使って拡大すると読みやすくなります。
- 指輪の内側
- ネックレスやブレスレットの引き輪の横の小さなプレート
- 留め具の反対側のパーツ
- ペンダントトップの裏
- ピアスのポストの根元
10金を表す刻印と、メッキ・金張りの刻印
10金を表す刻印には、K10・10K・416・417などがあります。K9・9K・375なら9金です。
注意したいのは、10Kの後ろに文字が続いている刻印です。日本ジュエリー協会の表示規定では、GPは金めっき、GFは金合金を張り合わせた金張りを表します。
| 刻印の例 | 意味 |
|---|---|
| K10・10K・416・417 | 10金の地金 |
| K9・9K・375 | 9金の地金 |
| K10WG・K10PG・K10YG | 10金のホワイト・ピンク・イエローゴールド |
| K10GP・10K GP | 金めっきの表示が付いたもの |
| K10GF・1/10 10K GF | 10金を張り合わせた金張り |
刻印の種類全体は、10金の刻印の見方で詳しく紹介しています。
刻印を読むコツ
刻印はとても小さく、すり減っていることもあります。読む時は、次のような工夫をしてみてください。
- 白い紙の上に置いて、窓ぎわの明るい光で見る
- スマホのカメラで撮ってから、画面で拡大する
- 角度を少しずつ変えて、影で文字が浮かぶ位置を探す
例えば指輪の内側なら、指輪を少しずつ回しながら撮ると読み取りやすくなります。読めた文字は、そのまま写真に残しておきましょう。査定の時に見せれば、話がスムーズに進みますよ。
刻印の限界
刻印は便利ですが、作った側が打つものです。日本ジュエリー協会は、日本では純度の刻印は強制ではないと説明しています。
刻印が無いから偽物とは限りませんし、刻印があるから本物とも決められないんです。
造幣局は、事業者の依頼に応じて貴金属製品の品位を試験し、合格した品物に日の丸とひし形の中の数字のマーク(ホールマーク)を打っています。ただし任意の制度なので、マークの無い本物もあります。造幣局は「K18、Pt900などの記号は造幣局の証明記号ではありません。」とも説明しています。
2. 色のはげを見る
次に、品物の表面に色のはげがないか見てみましょう。
メッキや金張りの品物は、別の素材の表面に金の層がついています。こすれやすい場所で表面がすり減ると、下の素材の色が見えてくることがあります。
- 指輪の手のひら側の外側
- チェーンのつなぎ目や、引き輪のまわり
- ペンダントトップの角
- ピアスのポストのまわり
色のはげは、毎日身につけていた品物ほど出やすくなります。しまったままの新しい品物では、はげが無くてもメッキということがあるので、ここでも決めつけないのが大事です。
例えば、金色の角から白っぽい色や赤っぽい色がのぞいていたら、メッキや金張りの可能性があります。刻印の後ろの文字と合わせて確かめてみてください。
ホワイトゴールドの色の変化は別の話
10金のホワイトゴールドは、少し事情が違います。日本ジュエリー協会の表示規定では、ホワイトゴールドの表面に白色のめっきを施すことが認められています。
表面のめっきがすり減ると、中の地金の色が見えてくることがあります。『色が変わったから偽物かも』と心配しなくても、中は10金ということもあるんです。
やすりで削ったり、試薬や酸をかけたりすると、傷や変色が残ってしまいます。おたからやも、黒ずみについてのよくある質問で「研磨剤や薬剤で傷が付くと見た目の印象が変わることがあります。」と答えています。

3. 磁石を近づけてみる
3つめは磁石です。金は一般的に磁石につかない金属と言われていて、10金のアクセサリーも基本的にはくっつかないとされています。
本体がしっかりくっつく時は、中が別の金属でできたメッキなどの品物かもしれません。
留め具のところだけ磁石にくっついたんですけど、偽物ですか?
それだけでは決められないんです。引き輪のばねなどには、金ではない金属が使われることがあるんですよ。
日本ジュエリー協会の表示規定には、「機能上、部品の一部に非貴金属を用いることがあり」とあります。例として、引輪のスプリングやキャッチが挙がっています。
磁石の当て方
磁石は、冷蔵庫に貼るような小さな物で十分です。品物を机に置いて、上からそっと近づけてみましょう。
- 留め具と本体を分けて、それぞれに近づける
- チェーンの真ん中など、留め具から離れた場所でも試す
- ペンダントトップとチェーンを別々に確かめる
- 反応した場所をメモしておく
こすりつけると細かい傷がつくことがあるので、軽く近づける程度にしておくのが安心です。
磁石の限界
磁石につかない金属は、金以外にもたくさんあります。磁石にくっつかなかったからといって、本物の10金とは言い切れないんです。
| 磁石の結果 | 考えられること |
|---|---|
| 本体がしっかりくっつく | メッキなど、中が別の金属の可能性 |
| 留め具だけ反応する | 引き輪のばねなどの部品の可能性 |
| まったく反応しない | 金の可能性はあるが、金以外の可能性も残る |
磁石で確かめる時の注意は、10金は磁石につく?で詳しく紹介しています。
4. 重さを量ってみる
4つめは重さです。キッチンスケールなどで量っておくと、査定の時の目安にもなります。
例えば、見た目がしっかりした太いチェーンなのに、量ってみると思ったより軽い、ということがあります。中が空洞になっている中空の品物の場合もあるんです。
日本ジュエリー協会の表示規定では、中空の品物には品位の表示に合わせて[H]や[中空]と表示することになっています。刻印の横に[H]の文字がないか見てみてください。
- キッチンスケールを平らな場所に置き、0に合わせる
- 小さな品物は、紙や小皿を乗せてから0に合わせて量る
- 石が付いている品物は、石も含んだ重さだとメモしておく
- 留め具やチェーンも含めた、全体の重さを記録する
重さの限界
重さだけで純度を判断することはできません。家庭用のはかりでは細かな差も分かりにくいので、重さは「だいたいの金額を知るため」に使うのがおすすめです。
重さから出す金額の目安
田中貴金属が2026年10月20日17時に公表した金の店頭買取価格は、22,773円/g(税込)でした。これは純金の地金の価格で、10金の買取価格そのものではありません。
記事執筆日時点の参考値として、金の量だけで見た目安を出すとこうなります。
| 重さ | 10金(22,773円×0.416) | 9金(22,773円×0.375) |
|---|---|---|
| 1g | 9,474円 | 8,540円 |
| 3g | 28,421円 | 25,620円 |
| 5g | 47,368円 | 42,699円 |
| 10g | 94,736円 | 85,399円 |
量った重さが例えば3gなら、10金として見た目安は28,421円です。本物かどうか分からない品物でも、この数字を知っておくと、査定に出すかどうかを考える材料になりますよね。
これは「この金額で売れる」という意味ではありません。店の買取単価は、基準にする価格や手数料の扱いで店ごとに違います。
知恵袋でよくある「10金の本物」の相談
10金が本物かどうかについては、知恵袋でもよく質問されています。よくある3つを取り上げてみますね。
「K10と書かれたチェーンを、買取店で偽物と言われた」
K10の刻印があるチェーンを買取店に見せたら偽物と言われ、ショックを受けたという相談です。
考えられる理由はいくつかあります。刻印の後ろにGPやGFが小さく続いていた、刻印と中身が違っていた、留め具など一部の部品だけが金ではなかった、などです。
修理でつないだ部分が影響することもあります。おたからやは、チェーンの修理跡について「ロウ材には金以外の金属が含まれることがあり」と説明しています。
- どの部分を分析したか
- 分析で何が分かったか
- 刻印のどこが違っていたか
- 理由を聞かずにその場で手放す
- 家で削って中を確かめる
- 売り方を急いで決める
偽物と言われやすい場面を、表にまとめておきますね。
| よくある場面 | 考えられる理由 |
|---|---|
| 刻印はK10だが、後ろに小さな文字がある | GPやGFが続いていて、メッキや金張りだった |
| 本体は10金だが、留め具だけ違う | 引き輪のばねなど、金ではない部品が使われていた |
| 修理したところがある | つないだ部分のロウ材に、金以外の金属が含まれていた |
| 刻印がすり減っている | 分析の結果、刻印と中身が違うと分かった |
納得できない時は、理由を聞いたうえで、別の店でもう一度見てもらうのもひとつの方法です。
「18金と思って買った指輪を、売る時に10金と言われた」
18金として買ったつもりの指輪が、売ろうとしたら10金と言われたという相談です。
まずは刻印を見直して、K18か750の表示があるか確かめてみましょう。刻印がK10や416なら、品物は10金として作られたものです。購入時の説明と違う場合は、買ったお店に問い合わせてみてください。
買った時のレシートや保証書が残っていれば、それも一緒に用意しておくと、確かめる時の手がかりになります。
この話は、18金だと思ったら10金だったで詳しく紹介しています。
「10Kの指輪のメッキコーティングは磁石に反応する?」
10Kの指輪にコーティングがあるようで、磁石に反応するのか、自分で本物か調べられないか、という相談です。
表面の加工が何でできているかで結果は変わるので、磁石だけでは判断できません。おたからやも、9金のコーティングについて「表面加工があると見た目で判断しにくいため、XRFなどの専門機器で成分を確認し」と答えています。
店では本物かどうかをどう調べる?
家での確認には限界があるので、本物かどうかは店で調べてもらうのが確かです。店では主に2つの方法を使います。
| 調べ方 | どんな方法か | 公式に書いている店の例 |
|---|---|---|
| 蛍光X線分析(XRF) | X線を当てて、含まれている金属の割合を調べる | おたからや・コメ兵・RE:TANAKA |
| 比重 | 重さと体積の関係から、金属の種類を推し量る | 買取大吉・なんぼや・コメ兵 |
田中貴金属のRE:TANAKAは、「専用の蛍光X線検査装置で正確な品位を判定いたします。」と書いています。おたからやも、刻印が混ざった品物について、重量計測に加えてXRFなどで成分を確認し、K10相当として評価できるかを判断すると説明しています。
分析ってお金がかかるんですか?売るか決めていなくても見てもらえます?
査定料を無料にしている店が多いですよ。ただ、RE:TANAKAのように買取を前提に鑑定する店もあるので、出す前に公式サイトで確かめておきましょう。
RE:TANAKAは「買取りを前提として鑑定を行いますので、品位鑑定のみのご依頼は承っておりません。」としています。一方、おたからやは「相場確認だけでも無料でご利用いただけます」と書いています。
査定でどこを見られるかは、10金の査定で見られることで詳しく紹介しています。
家での確認結果ごとに、次にすることを整理するとこうなります。
| 家での確認結果 | 次にすること |
|---|---|
| 刻印がK10で、気になる点がない | その日の1g単価を見て、査定に出す |
| 刻印の後ろにGP・GFがある | メッキや金張りの扱いを書いている店を選ぶ |
| 刻印が見つからない | 刻印なしでも分析すると書いている店へ |
| 磁石に本体がくっつく | 店で分析してもらい、結果を聞いて考える |
店に出す前に用意しておくもの
本物かどうか分からない品物でも、売る時の準備はほかの10金と同じです。おたからやの公式10金ページでは、現住所が書かれた本人確認書類を求めていて、18歳未満の人からは買い取らないとしています。
- 現住所が書かれた本人確認書類(有効期限内のもの)
- 刻印や色のはげを撮った写真
- 家で量った重さのメモ
- 気になる点のメモ(磁石の反応、修理したかどうかなど)
『こんな物を持っていって笑われないかな』と気にする方もいます。ですが、本物か分からない品物を見てもらうのは、店にとってもよくある相談です。気楽に出してみてくださいね。
本物か気になる10金を売るまでの手順
ここまでの確認をふまえて、売るまでの流れを整理してみますね。
- 刻印を拡大して、最後の文字まで写真に撮る
- 色のはげと、磁石の反応を確かめてメモする
- だいたいの重さを量っておく
- その日の10金の1g単価を2〜3社の公式サイトで見ておく
- 店頭や出張で分析してもらい、何グラム・1gいくらで計算したかを聞いて決める
刻印がはっきりしない品物や、メッキかどうか迷う品物も、そのまま持っていって大丈夫です。おたからやは、刻印がない場合でも蛍光X線分析装置で金の含有量を測ると公式に書いていて、査定料・鑑定料も無料です。
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10金・9金の査定額を確かめる
K10・10K・K9の刻印がある品は、細いチェーン1本や片方だけのピアスでも、1点から金として査定を受けられます。切れた物や石付きの物も相談でき、店頭のほか出張査定も選べます。金額を聞いてから売るかどうか決めましょう。
査定料無料公式サイトで査定方法を確認する買取価格は日々変わります。最新の価格・条件は公式サイトで確認してください。
メッキや金張りの品物の扱いは、10金メッキ・K10GF(金張り)は売れる?で紹介しています。売る時の全体の流れは、10金の買取ガイドにまとめています。

よくある質問
10金の本物を家で確実に見分ける方法はありますか?
家でできるのは、刻印・色のはげ・磁石・重さで怪しい点を見つけるところまでです。本物かどうかは、店の蛍光X線分析や比重で確かめてもらうのが確かです。
刻印が無い10金は偽物ですか?
偽物とは限りません。日本では純度の刻印は強制ではなく、すり減って読めなくなることもあります。店の分析で金と分かれば、金の量で値段がつきます。
10金は変色しますか?変色していたら偽物ですか?
割り金の銀や銅などが反応して、色が変わることがあると言われています。変色だけで偽物とは決められず、査定は純度と重さが中心です。
本物の10金とメッキでは、値段はどれくらい違いますか?
本物の10金は金の量に応じて値段がつきますが、メッキや金張りは金としての値段はほとんど期待できません。メッキの品物の金額の目安は、品物ごとに違うため出せません。
9金も同じ方法で見分けられますか?
はい、考え方は同じです。K9・9K・375の刻印を確かめ、最後は店の分析で確かめてもらいましょう。
まとめ
- 家では刻印・色のはげ・磁石・重さの順に確かめる
- どの方法も怪しい点を見つける目安で、本物とは言い切れない
- 刻印は最後の文字まで読み、GP・GFが続いていないか見る
- 削る・薬品をかけるのは避けて、そのまま店へ
- 本物かどうかは、店の蛍光X線分析や比重で確かめてもらう







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