当サイトの記事は、国税庁・警察庁・消費者庁・造幣局など公的機関の情報、日本ジュエリー協会の表示規定、田中貴金属工業の公表価格、各買取店の公式情報、Yahoo!知恵袋などの公開された声をもとに編集部が独自に執筆しています。金の価格や買取価格は記事執筆日時点の参考値で、日々変わります。
指輪やネックレスの裏に「417」とだけ刻印されていて、「これって金なの?」と首をかしげていませんか。
結論から言うと、417は10金にあたる品位の数字です。造幣局の古い表示や国際規格の区分で使われてきた数字で、今の「416」と同じ品位を表しています。
この記事では、417の刻印の意味と、売る時に店で何を確かめてもらえるのかを紹介します。
母のブレスレットに「417」って数字だけ刻印されていました。K10とも18とも書いていないんですが、金なんでしょうか?
417は10金にあたる数字なんです。ただ、刻印だけで金と決めることはできないので、最後は店で分析してもらうのが確かですよ。
417の刻印は10金にあたる数字です
417は、金が1000分の417入っていることを表す品位の数字です。造幣局の古いホールマークの表示や、国際規格(ISO 9202:2019)の区分で10金にあたる数字として使われています。
金の純度の書き方には、2つの流れがあります。ひとつはK10のように24分率で書く方法で、もうひとつは416や417のように1000分率で書く方法です。
24分の10を計算すると、約41.6%です。そのため、10金を1000分率で書くと416や417という数字になるんです。
| 刻印の例 | 書き方 | 何金か |
|---|---|---|
| K10・10K | 24分率(カラット) | 10金 |
| 416・Au416 | 1000分率(今の日本の規格) | 10金 |
| 417 | 1000分率(造幣局の古い表示・国際規格の区分) | 10金にあたる |
| 375・K9 | 1000分率・24分率 | 9金 |
『416と417で1だけ違うのは、純度が違うから?』と思う方もいるはずです。実は、ここには品位の表示ルールの変更が関わっています。
刻印全体の見方は、10金の刻印の見方で一覧にしています。
417と416は何が違う?
造幣局は2012年に417を416へ変えました
造幣局は、平成24年(2012年)4月以降に受付した製品から、品位の表示を国際規格(ISO9202)と日本産業規格(JIS H6309)に合わせました。
その時の説明が、こちらです。「金製品の品位「917」を「916」、品位「417」を「416」と表示するようになりました。」
造幣局は、表示が変わっても「製品に含まれる貴金属の品位はこれまでと変わりません。」としています。つまり、417と416は同じ品位を表しているんです。
規格によって10金の数字は少し違います
日本ジュエリー協会の表示規定には、規格ごとの品位の区分が並んでいます。10金にあたる数字は、規格によって416だったり417だったりします。
| 規格・制度 | 10金にあたる品位 |
|---|---|
| 国際規格(ISO 9202:2019) | 417 |
| 日本産業規格(JIS H6309:2022) | 416 |
| 造幣局のホールマーク(2012年4月以降の受付分) | 416 |
| 造幣局のホールマーク(2012年3月以前の受付分) | 417 |
『417と書いてあるのは海外製?』という疑問もよく聞きます。国際規格の区分が417なので海外の品物で見かけることはありえますが、417だから海外製だと決める公的な説明は見当たりませんでした。
日本ジュエリー協会の表示規定では、品位は「貴金属合金中に含まれる該当する貴金属の最低含有率(純度)」とされています。416も417も、金がその割合以上入っていることを表す数字です。

ひし形と日の丸があれば造幣局の証明です
417の数字のまわりに、ひし形の枠と日の丸のマークがあるか見てみてください。それは造幣局のホールマークで、公的な第三者が品位を試験して証明した印です。
造幣局のホールマークは、日の丸と、ひし形の中の品位の数字でできています。
ただ、この制度は任意です。造幣局も「市販されている貴金属製品にはマークのない製品もあります。」と説明しています。
| 刻印の様子 | 読み取れること |
|---|---|
| 日の丸+ひし形の中に417 | 2012年3月以前に造幣局が品位を証明した10金 |
| 日の丸+ひし形の中に416 | 2012年4月以降に造幣局が品位を証明した10金 |
| 417の数字だけ | 10金にあたる表示。誰が保証したかは刻印からは分からない |
- スマホのカメラで拡大して、数字のまわりの枠を確かめる
- 日の丸のマークが近くにあるか見る
- 417の前後にWG・GP・GFなどの文字が続いていないか確かめる
- 読み取った刻印を写真に残しておく
マークが無くても、偽物という意味ではありません。逆に、417の数字があっても、それだけで中身が10金だと決まるわけでもないんです。
知恵袋でよくある「417」の刻印の相談
417の刻印については、知恵袋でも質問が寄せられています。よくある2つを取り上げてみますね。
「417と刻印されたブレスレットは金?」
ブレスレットに417と刻印されていて、金かどうか知りたいという相談です。
417は10金にあたる品位の数字なので、刻印どおりなら10金のブレスレットということになります。ただ、刻印は作った側が打つものなので、最終的には店の分析で確かめてもらうのが安心です。
「417 ASKのASKはどういう意味?」
K10のペンダントに「417 ASK」と刻印されていて、ASKの意味が分からないという相談です。
ASKを品位として説明した公的な規定は見当たりませんでした。日本ジュエリー協会は、多くのメーカーや販売店が品位のほかに商標なども刻印で表示していると説明しています。品位の数字の横の文字は、作り手の記号の可能性も考えられます。
買取店の価格表では、ASKが「金額はお問い合わせ」の意味で使われることがあります。例えば大黒屋の金の買取価格表には「10金 (YG・PG・WGなど) K10 / 417 / 416」の行があり、金額の欄はASKになっています(2026年10月21日確認)。
417が銀色のアクセサリーに打たれていることもあるんですか?
ありますよ。10金のホワイトゴールドは白っぽい色なので、417や416の刻印があっても銀色に見えるんです。
日本ジュエリー協会の表示規定では、ホワイトゴールドの表面に白色のめっきを施すことが認められています。色は銀色でも、中の地金は10金ということがあるんです。
ホワイトゴールドの査定の話は、10金ホワイトゴールド(K10WG)の買取価格で紹介しています。
417の刻印の品物を売る時に確かめられること
417の刻印がある品物も、K10や416の品物と同じように10金として査定されます。店では刻印を参考にしながら、分析と重さで金額を出します。

上の画面は、おたからやの公式10金ページのよくある質問です(2026年10月21日確認)。K10のリングに「10K」「417」「K10WG」など刻印が混ざっている時について、「刻印は参考になりますが、査定額は刻印だけで決まりません。」と答えています。
そのうえで、重量計測に加えてXRF(蛍光X線分析)などで成分を確認し、K10相当として評価できるかを判断すると説明しています。
値段の目安はK10と同じ計算です
田中貴金属が2026年10月20日17時に公表した金の店頭買取価格は、22,773円/g(税込)でした。これは純金の地金の価格で、10金の買取価格そのものではありません。
記事執筆日時点の参考値として、22,773円×0.416で計算すると1gあたり約9,474円です。例えば3gなら、金の量だけで見た目安は28,421円になります。
実際の買取単価は店ごとに違います。売る前に、その日の10金の1g単価を2〜3社の公式サイトで見ておくと安心です。
- 刻印を拡大して、417の前後の文字とマークを写真に撮る
- キッチンスケールなどでだいたいの重さを量る
- その日の10金の1g単価を公式サイトで確かめる
- 刻印の写真を見せながら、店頭や出張で査定してもらう
- 何グラム・1gいくらで計算したかを聞いてから決める
おたからやは査定料・鑑定料を無料としていて、刻印が混ざっている品物も分析して判断すると公式に書いています。417の品物が本当に10金か気になる時は、一度見てもらうと話が早いですよ。
PR|金・貴金属の買取
10金・9金の査定額を確かめる
K10・10K・K9の刻印がある品は、細いチェーン1本や片方だけのピアスでも、1点から金として査定を受けられます。切れた物や石付きの物も相談でき、店頭のほか出張査定も選べます。金額を聞いてから売るかどうか決めましょう。
査定料無料公式サイトで査定方法を確認する買取価格は日々変わります。最新の価格・条件は公式サイトで確認してください。
もし分析で10金じゃなかったら、どうなるんですか?
その時は売らずに持ち帰って大丈夫です。結果に納得してから決めれば十分ですよ。
売る時の全体の流れは、10金の買取ガイドにまとめています。家でできる見分け方は10金の本物の見分け方、10Kとの違いは「10K」と「K10」の違いで紹介しています。

よくある質問
417の刻印は何金ですか?
10金にあたる品位の数字です。造幣局の2012年3月以前の表示や、国際規格(ISO 9202:2019)の区分で10金にあたる数字として使われています。
417と416では、買取の値段は変わりますか?
造幣局は、417を416と表示するようにした時も品位は変わらないと説明しています。どちらも10金として、分析の結果と重さで金額が出されます。
417の刻印があれば本物の金ですか?
刻印は作った側が打つものなので、それだけで本物とは決められません。店の分析で成分を確かめてもらうのが確かです。
417とK10の両方が刻印されているのはなぜですか?
1000分率と24分率という2つの書き方で、同じ10金を表していると考えられます。表記が違っても、店では分析の結果を重視して判断します。
まとめ
- 417は10金にあたる品位の数字
- 造幣局は2012年4月以降の受付分から417を416と表示し、品位は変わらないと説明している
- 国際規格(ISO 9202:2019)の区分では10金にあたる数字は417
- 日の丸とひし形があれば造幣局の証明、無くても偽物という意味ではない
- 売る時は刻印を参考に、店の分析と重さで金額が決まる







コメント