9金の刻印の見方|K9・9K・375の意味と海外アンティークの刻印

9金の刻印の見方と海外の刻印の確かめ方を紹介する記事のアイキャッチ

当サイトの記事は、国税庁・警察庁・消費者庁・造幣局など公的機関の情報、日本ジュエリー協会の表示規定、田中貴金属工業の公表価格、各買取店の公式情報、Yahoo!知恵袋などの公開された声をもとに編集部が独自に執筆しています。金の価格や買取価格は記事執筆日時点の参考値で、日々変わります。

アクセサリーの内側に「K9」や「375」と小さく刻まれているのを見つけて、これは何だろうと思ったことはありませんか。祖母の引き出しから出てきた海外の品だと、なおさら迷いますよね。

結論から言うと、K9・9K・375は、どれも9金(金が37.5%)を表す刻印です。この記事では、9金の刻印の読み方と、見慣れない海外の刻印を見つけた時の確かめ方を紹介します。

10金を持っている人

祖母の家から出てきたネックレスに「375」とだけ刻まれていました。これって金なんですか?

案内役

375は、金が1000分の375入っているという意味の数字なんです。日本の規格では9金にあたりますよ。

目次

9金の刻印にはどんな種類がある?

先に結論

9金の刻印は、「K9」「9K」のようなカラットの表示と、「375」「Au375」のような千分率の表示の2つの書き方があります。どちらも同じ9金を指していて、日本ジュエリー協会の表示規定(JIS H6309:2022による)でも、K9の品位は375です。

金の純度は、純金を24として数える書き方と、1000分率で表す書き方があります。9金は24分の9で、1000分率にすると375です。

『数字だけの刻印だと、本当に金なのか不安』という方も多いはずです。まずは、よく見かける刻印を表で見てみましょう。

刻印の例意味
K99金。日本ではKを数字の前に置くのが原則
9K9金。海外ではKを数字の後ろに置くことがある
375金が1000分の375(37.5%)以上入っている、という品位の表示
Au375元素記号の「Au(金)」と千分率をつなげた表示。375と同じ9金
K9WG・K9PG・K9YG9金のホワイトゴールド・ピンクゴールド・イエローゴールド。色の表示
K9GP後ろのGPは「金めっき」を表す記号。めっきの表示が付いている

日本ジュエリー協会の規定には「海外では、18K(18 カラット)のように、K を数値の後ろに表示することがあるが、原則的には Kは数値の前に置く。」とあります。9Kと書かれていても、9金であることに変わりはありません。

375の刻印と、造幣局のホールマーク

ここが大事なところです。「375」という数字には、造幣局のホールマークとして打たれているものもあります。

造幣局は、事業者から頼まれた貴金属製品の品位を調べ、合格した物に証明の記号を打っています。デザインは日の丸と、ひし形の中の数字の組み合わせです。

造幣局の金製品の品位区分カラット表示
750K18
585K14
416K10
375K9

ひし形の中に375があれば、造幣局が9金の品位を証明した印ということになります。一方で、K9やK18の刻印そのものは、造幣局の証明記号ではありません。

また、このホールマークは任意の制度です。造幣局も「市販されている貴金属製品にはマークのない製品もあります。」としているので、マークが無いから偽物、というわけではないんです。

9金の刻印の種類と意味の図解
10金を持っている人

日の丸のマークが無くても、心配しなくていいんですね。

案内役

はい。マークの無い本物もありますよ。最後はお店の分析で確かめてもらうのが確実ですよ。

後ろに付く文字と、9CTという書き方

K9の後ろに続く文字にも意味があります。WG・PG・YGは色の表示で、同じK9なら色が違っても金の品位は同じです。

ただ、GPやGFが付いている時は注意しましょう。日本ジュエリー協会の規定では、GPは「金めっき」、GFは金合金を張り合わせた「金張り」を表す記号です。

9金の地金として見てもらいやすい刻印
  • K9・9K・375・Au375
  • K9WG・K9PG・K9YG(色の表示)
金としての値段がつきにくい刻印
  • K9GP(金めっきの表示)
  • K9GF(金張りの表示)

海外の品には「9CT」のように、カラットを英語の略で書いた表記が見られることもあります。公的な規定で確かめられたのはK9・9K・375の書き方までなので、9CTは9金を指す表記として使われることがある、と受け止めておきましょう。

石の重さも「ct(カラット)」で書くことがあり、読み方は同じでも意味が違います。迷った時は、刻印だけで決めずにお店で分析してもらうのが安心です。

海外やアンティークの9金は刻印が読みにくい

実は、9金は海外の品でよく見かける純度です。JOGMECの資料には「国内の装飾品では K18 や K14 が一般的であるが、欧米では K9 や K8 も市場に多い。」とあります。

刻印のルールも国によって違います。日本ジュエリー協会は「国によっては貴金属の純度の刻印を強制しています。日本は強制ではありません」としていて、造幣局も、諸外国の制度は任意だったり強制だったり様々だと説明しています。

さらに、アンティークや歴史的なジュエリーには、本体に品位が刻印されていないものもあります。刻印が無い、読めないという品も、珍しくないんですね。

刻印を探す時に見る場所
  • 指輪なら内側、ネックレスなら留め具や引き輪の近く
  • ペンダントトップの裏側や、金具のつなぎ目
  • ピアスなら軸の根元やキャッチ
  • 小さな文字はスマホのカメラで拡大して読む

引き輪のばねやピアスのキャッチなど、動く部品には金以外の素材が使われることがあります。日本ジュエリー協会も、機能上の部品に非貴金属を使う場合があると説明しています。

知恵袋に多い「9金の刻印」の相談

Yahoo!知恵袋にも、9金の刻印についての相談が寄せられています。よくある3つに答えておきますね。

相談1「祖母の家から出てきた品に三つ葉(クローバー)の刻印。フランスの9金?」

ネットで調べたら、フランスのK9の刻印らしいと分かったけれど確かめたい、という相談です。気になりますよね。

海外の刻印の制度は国ごとに違い、この記事で公式に確かめられた範囲では、記号の形から国や純度を言い切ることはできません。祖母の品のように思い出のある物は、まず刻印の写真を撮っておき、金の分析ができるお店で見てもらいましょう。

相談2「ネックレスにGM4 375 ITALYと刻印。どういう意味?」

このうち「375」は、金が1000分の375入っているという品位の表示で、9金にあたります。「ITALY」は国名の表示です。

「GM4」のような記号は、ここで確かめられた公的な規定には載っていません。意味を断定はできないので、気になる時はお店で聞いてみてください。

相談3「指輪の内側にK9 W8と刻印。色はシルバー。材質は何?」

「K9」は9金の表示です。銀色に見えるのは、ホワイトゴールドのように、パラジウムなどの白っぽい金属を混ぜた金合金の場合があります。

ホワイトゴールドは、白金(プラチナ)とは別の物です。「W8」の部分は、公的な規定で確かめられる記号ではないので、材質はお店の分析で確かめてもらうのが確実です。

10金を持っている人

刻印で分からないところは、お店で調べてもらえばいいんですね。

案内役

そうなんです。刻印は手がかりで、最後に決めるのは分析の結果なんですよ。

9金の刻印が分かったら、売る前にしておきたいこと

刻印で9金と分かったら、重さを量っておくと金額の見当がつきます。田中貴金属が2026年10月20日17時に公表した金の店頭買取価格は22,773円/g(税込)でした。

これは純金の地金の価格で、9金の買取価格そのものではありません。記事執筆日時点の参考値として0.375をかけ、金の量だけで見た目安を出すとこうなります。

重さ(例えば)9金(K9)の金の量だけの目安
1g8,540円
3g25,620円
5g42,699円
10g85,399円

この金額で売れるという意味ではありません。お店の単価は、基準にする価格や手数料の扱いで、これより低いことも高いこともあります。

刻印の表記が違っても、査定はできます。

おたからやは9金のよくある質問で、刻印が「9K」「375」「K9WG」などの場合も「表記が違っても査定できます。刻印は参考情報ですが、最終判断は測定結果を重視します。」と答えています。

9金の刻印を見つけてから売るまでの流れの図解

海外の刻印や読めない刻印の9金を見てもらいたいなら、おたからやも候補になります。9金の専用ページがあり、1点からでも相談でき、査定料・鑑定料は無料です。

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10金・9金の査定額を確かめる

K10・10K・K9の刻印がある品は、細いチェーン1本や片方だけのピアスでも、1点から金として査定を受けられます。切れた物や石付きの物も相談でき、店頭のほか出張査定も選べます。金額を聞いてから売るかどうか決めましょう。

査定料無料公式サイトで査定方法を確認する

買取価格は日々変わります。最新の価格・条件は公式サイトで確認してください。

9金の値段の考え方は9金(K9)の買取で、10金も含めた刻印の見方は10金の刻印の見方で紹介しています。遺品から出てきた品の仕分けは遺品・形見の10金を売る、売る全体の流れは10金の買取ガイドも参考にしてください。

よくある質問

375の刻印があれば、9金と考えていいですか?

375は金が1000分の375入っているという品位の表示で、日本の規格では9金にあたります。本物かどうかまで確かめたい時は、お店の分析で見てもらいましょう。

9金と8金の刻印は、どう違いますか?

日本ジュエリー協会の規定では、K9は375、K8は333です。同じ規定で、金が333より少ない物は金製品と表示できないことになっています。

刻印が無い9金でも売れますか?

刻印が無くても、成分を分析して査定するお店があります。本物かどうかの見分け方は10金の本物の見分け方で紹介しています。

9金はどのお店でも買い取ってもらえますか?

大手の買取店の多くが、公式サイトで9金を買取の対象と書いています。田中貴金属のRE:TANAKAは9金が下限で、それより純度の低い金製品は買い取っていません。

まとめ

この記事の要点
  • K9・9K・375・Au375は、どれも9金(金37.5%)を表す刻印
  • ひし形の375は造幣局のホールマークで、任意の制度なのでマークの無い本物もある
  • WG・PG・YGは色の表示、GPは金めっき、GFは金張りの表示
  • 海外やアンティークの刻印は国ごとに違うので、言い切らずにお店の分析で確かめる
  • 刻印が分かったら重さを量り、当日の単価と見比べてから売るかを決める
10金買取.jp

10金買取.jp 編集部

10金(K10・10K)や9金(K9)のネックレス・指輪・ピアスを納得して手放すために、刻印の読み方、本物とメッキの見分け方、1gあたりの値段の計算、売る店の選び方を、公的機関の情報と公表価格をもとに整理している情報サイトです。 公式サイト

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